【スケートボード】キックフリップのコツを考える
スケートボードはやっぱり奥が深い。
キックフリップを何回メイクしても決して納得のいくフリップができません。
キックフリップを上達させるコツは何なのか・・・。
キックフリップが上手なプロスケーターと彼らの共通点から、キックフリップのコツを考えていきたいと思います。
見ているだけで気持ち良いプロのキックフリップ
まずはこちらのキックフリップ映像を見てください。
Nassim Guammaz
5分20秒ごろです。
フリップの回転が速くキャッチしてからの滞空時間が長い。
とにかくキャッチが気持ちよすぎる
キャッチしてから
まだ板の上昇が止まらない
Shane O'neill
上半身がぶれず、脱力したキックフリップをしていてかっこいい。
最初のキックフリップも15秒のスイッチフリップもゆる~い
Shane O'neill basic flatground tricks
とにかく上半身がぶれない
完璧なフリップの姿勢
Luan Oliveira
高さと速さが尋常じゃなくそれだけでかっこいい。
フリップの回転も異常に早いです。
高すぎる!
共通点とは?
フリップは足首のスナップでかける
3人の足首の形に注目してください。
フリップをかける直前に足首を柔らかくしならせています。
この動作でキックする面積が広がってデッキをコントロールしやすくなります。
またフリップの溜めを作ることで素早くフリップをかけることができます。
もし足首が固くて"しなった状態"になっていない場合はフリップ足のグリップ力が弱くなってフリップがすっぽ抜けてしまいます。
そうなるとノーズが上がりっぱなしでテールが上がってこなかったり、板が進行方向についてこなくて後ろ脚だけしか乗れなかったりといった症状に陥ります。
フリップは膝の真下かちょっと体側の位置で入れる
フリップを入れているときの足首の位置は膝の真下か、ちょっと体側に入ったところです。
理由は先程と同じでキックする面積が広がってデッキコントロールがしやすいことです。また、デッキが体の下で回るのでキャッチしやすくなります。
初心者の方は回すことを意識しすぎて、フリップしている位置が膝よりも進行方向側に外れてしまうことが多いです。そうなると前足でしか乗れなかったり、フリップがすっぽ抜けてノーズが上がりっぱなしの状態になってしまいます。
フリップする方向は「進行方向」か「進行方向ちょい上」
3人とも「進行方向ちょい上」に抜いています。
フリップを下方向(地面方向)に抜いてはいけません。(いわゆる下蹴り)
確かにそうすることでフリップは入りやすくなりますが、デッキコントロールは難しくなる上にキックフリップの高さがでなくなってしまいます。
回転は一瞬
回転時間が長いということは板と足が離れている時間が長いということです。デッキコントロールが難しくなるばかりでなく、キャッチできずに転ぶかもしれないという恐怖心が生まれてしまいます。
回転を速くすることでキャッチまでの時間を短縮してメイク率大幅に上げることができます。特に恐怖心の強いステア(階段)ではメイク率を上げる効果は絶大です。
キャッチは後ろ足がメイン
コツというわけではないですが、もしまだキックフリップに乗っていない人で前足から先にキャッチしようしているなら、今すぐ後ろ足キャッチに切り替えることをお勧めします。
練習方法
まだキックフリップをメイクしていない方へ向けてオススメの練習方法を紹介します。
お風呂で足首ぐるぐる
水の抵抗があるお風呂のなかでフリップ足をぐるぐる回します。
意外と足首をグルグル回すのって難しいんです。僕もスイッチ足(反対の足)は全然言うこと聞いてくれません(練習不足です)が、メインの足は高速に回転させることができます。
足首のコントロールができて初めてデッキのコントロールができると思います。
新しいデッキでテンションを上げる
スケボーで一番大事なのは、モチベーションを保つことだと思います。
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